2007-09-30
◆第1回  フィリピンの冨田江里子さんの診療所に100万円(2007年9月)

〇フィリピンの冨田江里子さんの診療所:100万円

2007年9月25日、ドネーションシップ・プロジェクトとして最初の「わかちあい」(寄付)をしました。2007年9月15日、NPO法人になって最初の理事会を開催し、寄付先選定委員会で検討・決定しました。フィリピンで、貧しくて病院に行けない人たちのための妊産婦・医療支援の活動を続けておられる冨田江里子さんのクリニックに100万円を寄付させて頂きました。

※冨田さんが1997年から滞在していたフィリピンで看護師、助産師の資格を活かしてお産の手助けをはじめたところ、貧しくて病院に行けない患者さんが富田さんを頼って来るようになったのがクリニック開設の経過です。今は現地の保険所もクリニックの活動を認めています。2006年のクリニックの年間診療者数は5,000人余、出産は170人です。
冨田江里子さんのブログ↓を是非ご覧下さい。
https://ameblo.jp/erikobarnabas/

※2007年6月に富田さんが一時帰国された時にドネーションシップとして「富田さんのお話を聞く会」を持ち、会員の皆様とともに、貧困やそこにある問題、現実を知り、自分たちに何ができるのか、わかちあうことの意味を考えていく貴重な機会を頂きました。

それを受けて、一過性の寄付ではなく、今後もフィリピンの現場から情報発信をして下さっている冨田さんとつながっていく。そこから学び、ともに考えながら「分かちあい支えあい」の関係を少しづつでも自分たちの周りから具体的に形にしていきたい。そうした思いと経過で、ドネーションシップ・プロジェクトの最初の寄付を決めました。
クリニックは無償の活動で、今後存続自体が困難であると聞き、少しでもその存続を支えることができればという思いもありました。
「わかちあい」の気持ちがこめられた会費を、こうして実際に役立てることができたことを喜び、感謝します。
2007年9月25日 NPO法人 ドネーションシップわかちあい
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▼冨田江里子さんからのメッセージ

皆様方の大切なものをクリニックにご支援いただけたこと本当に感謝しています。そしてご支援により、より長くここの人たちと共に暮らし、少ない私の医療知識と日本から寄せられるお薬や衣類などが確実に必要な人々の手に届けられること、全てが感謝です。何が自分に与えられた役目なのかさっぱり見当は付かないのですが、ここで貧しい人の生き方から学び、あきれ、持っている価値観をゆすぶられ、暮らせるのは本当に幸せです。
今月は11人の赤ちゃんが今のところ生まれました。皆元気に育っています。元気な人々の顔を見れる幸せをお伝えできないのが残念ですが、ご支援あってのこと。クリニックは私一人ではできていません。実働はここで一人でもいつも多くの人に、支えられていることを感じています。本当にありがとうございました。

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