※物価高、食品や生活物資の高騰が身に染みる毎日です。ドネでは子どもの貧困が社会問題となるこの10年余、各地の子ども食堂や子どもの貧困、子ども支援の取組みを応援してきました。 コロナ禍を経て、この物価高のなか、子ども支援の現場からも窮状が伝えられます。そのしわ寄せを受けるのは子どもたちです。このご時世の中、ささやかでも子どもたちにクリスマス歳末支援を届ける提案があり、寄付先選定委員会を開催しました。これまでつながりのある国内子ども支援11団体に各10万円、総額110万円の寄付を決定(12/21)しました。
■支援先11団体■
〇山王こどもセンター(大阪・西成)
〇CPAO(シーパオ)(大阪)
〇キッズキッチン(京都・向島)
〇豊島子どもWAKUWAKUネットワーク(東京)
〇山科醍醐こどものひろば(京都・山科)
〇こどもの里(大阪・西成)
〇ももやまこども食堂(沖縄)
〇四つ葉のクローバー (滋賀)
〇サンタナ学園(コレジオ・サンタナ)(滋賀)
〇IKUNO・多文化ふらっと(大阪・生野)
〇ごはん処「おかえり」(大阪・豊中)
※皆様に感謝をこめて。ありがとうございます!
11団体に「わかちあい」寄付を送金しました。サンタナ学園から「ありがとう」のお電話、嬉しかったです。わかちあいを託して頂いた皆様の思い、あたたかな人のやさしさが広がるように。こんな時代だからこそ、支えあいが広がるようにと願います。受取りのメッセージから一部紹介させていただきます。
■山科醍醐こどものひろば より
ありがとうございます。大変助かります。9年前と変わらず、子どもの貧困対策事業を実施しております。この間にコロナ禍となり、居場所事業だけでなく、食料配布も実施するようになりました。頂いたご寄付は、日々の活動や年末年始にかけての食料配布などに活用をさせて頂きます。・・・先日団体設立25年を迎えました。この25年のご縁を大切にし、今後も変わらずに子どもと共に育つことのできる団体でありたいと思います。(理事長:品田真孝)
■豊島子どもWAKUWAKUネットワークより
この度は活動の励みとなりますご支援を賜りありがとうございます。物価高騰などで子どもの生育環境は厳しくなる一方で、活動費の確保も苦労しておりました。大切に使わせていただきます。(理事長:栗林知絵子)
■山王こどもセンター より
ご無沙汰しております。カンパありがとうございます!ビッククリスマスプレゼントandお年玉です!
明日、クリスマス会をします!全然練習してなくて、ぶっつけ本番ですが、楽しいゆったりなクリスマス会になればと思います^ ^写真はメールで送りますね!(センター長:田村)
■IKUNO多文化ふらっと より
この度は年末の寄付金をいただき心から感謝します。学習支援をする外国ルーツの子どもたちも徐々に増え続け130人を超えるようになりました。課題山積ですが、皆様に励まされながら伴走支援に力を尽くしたいと思います。(理事・事務局長:宋悟)
■四つ葉のクローバーより
ご無沙汰しております。嬉しいお知らせありがとうございます。過分なる寄付金をいただき誠にありがとうございました。今年大津市にホームを2軒増やし、現在13人の子ども・若者がホームから高校や仕事に行っています。うちのホームに入所できる子どもたちはある意味幸せと言えます。
・・・社会的養護につながれずにシンドイ家で見過ごされたまま一人耐え、18歳を待って家を出てくる若者も増えています。幼少期から親の喧嘩や自身への虐待を受け続け、ようやく家を出たものの心はボロボロで大きなトラウマによる精神的な不安定さを抱え続けて生きなければなりません。ほとんどの人にとって、親から愛情をもらうことは当たり前ですが、そうではなかった子どもたちがどんな傷を負って、どんな環境のなかで成長し、どんな風に社会へと巣立っていくのか。知っていただきたいと「マザーボード」という居場所の活動を増やしました。
戦争もなく、豊かなはずの日本で「生まれてこなければ良かった」と思っているシンドイ子たちが孤立に陥らないよう、安心安全な居場所で自分の心を取り戻し、信頼できる大人がいること、たくさんいることを知ってほしいと思っています。
その「マザーボード」で12月31日は年越しをします。「実家があっても帰れない人」「家にいたくない人」「家にいられない人」「普段は一人暮らしは平気なのに年越しだけは一人はさみしい」等さまざまな理由がありますが、皆で年越しイベントをして年越し蕎麦を食べ、近くの神社に初詣にいき、朝は皆でお雑煮を食べたいと思います。その費用に充てさせていただきます。「わかちあい」の皆様からのお気持ちも彼らに伝えますね。本当にありがとうございました。(代表:杉山真智子)
※年越しイベントの写真を送って下さいました↓

