即時停戦と占領の終結を願って
※(経緯と提案)
2023年10月以降パレスチナ・ガザ地区への攻撃が続くなか、現地で緊急支援活動を続ける3団体に寄付わかちあいを実施した。(パレスチナ子どものキャンペーン、パルシックのガザ緊急支援、アハリアラブ病院を支援する会に各50万円)。しかし、「ガザでは子どもたちが餓死し、人々は死の淵に立たされている。8ヶ月以上続く激しい空爆は、人々の心と体を破壊し、ガザはまさにこの世の地獄と化しています」(2024年6月パルシック、スタッフの証言)。
こうした状況が続くなか、ドネでも即時停戦を願いガザの情報の紹介や発信を続けてきた。この間、ガザのために役立ててほしい、と複数の方から寄付を託していただいた。
そうした思いも受けて再度の寄付を検討。パレスチナ、ガザでの緊急支援、平和構築の活動をおこなう以下の2団体にわかちあい寄付を実施することを提案。10月26日、寄付先選定委員会を開催、全会一致で2団体に合計120万円の寄付(わかちあい)を決定した。(10/29送金)
〇平和のための戦闘員(CfP): 60万円
〇ガザを見捨てない!野菜を届けようキャンペーン : 60万円
▼平和のための戦闘員 Combatants for Peace(CfP)
https://cfpeace.org/
https://www.afcfp.org/ourmovement
パレスチナ側の元戦闘員や受刑者とイスラエル側の元兵士の間で 2006年に創立された、草の根平和構築NGO。ストーリーテリングや双方の若者を集めて行われる「Freedom School」 などを通じて、非暴力と対話を通した反占領と平和構築の活動を続けている。
▼「ガザを見捨てない!野菜を届けようキャンペーン」
https://peaceboat.org/48850.html
(長年ガザの人とつながり信頼関係を築いてきたピースボートが実施)
ガザで、野菜を届けるプロジェクトを実施しているのは
国境なき青少年フォーラム(Youth Without Borders Forum)というNGO
https://www.facebook.com/ywbpal/
※寄付額について
当初各50万円のわかちあいの予定だったが、劇団道化座様から、9月の公演で呼びかけた「ガザ支援の募金」10万円をドネに寄付して下さった。この観客の皆様の思い、先に「ガザ支援に役立ててほしい」と10万円を託して下さった会員の方の思いをそのまま現場に届ける意味で、2団体に各60万円のわかちあいを決定しました。ありがとうございます。
即時停戦と占領の終結、平和を願う日本の庶民の思いを込めて送金しました。
<会員さんの声から>
〇ガサの事を思うと苦しくなります。即時停戦、願っています。
〇この状況を目のあたりにしながら、1年が過ぎています。たまらないです。
〇戦争からは何も生まれないのに…何でこうなるんだろう…狂ってるよね。無力な自分に何も出来ないけど、せめて情報とかに目を向けて、戦争で苦しんでいる人たちの気持ちに寄り添いたいと思います。
〇ガザに目を向けると「まだやるか」と憤るばかり。幼い子どもたちが犠牲になる、殺される、餓死する…。ただ家族で安心して暮らすこと。それが叶わない世の中。ドネの支援は焼け石に水かもしれませんが、私たちの心を込めてお届けしたいです。
〇ガザにおられる皆さん。毎日どんな思いで過ごされておられるのでしょう。かける言葉がみつかりません。毎日毎日、祈ってます。一刻も早い停戦と皆さんの心身ともの平穏な日が訪れますようにと。そして、いつの日かガザのその地に華憐な花が咲くことを信じて。いつも皆さんを思い、遠くからみなさんを抱きしめてます。
〇一日も早い停戦を願います。子供たちが悲しい思いをしない平和が訪れますように。
※補足と感謝※
「平和のための戦闘員(CfP)」というNGOがあるのを知ったのは、
日本・イスラエル・パレスチナ学生会議(JIPSC)のウェブセミナーでした。
https://jips.amebaownd.com/
CfPメンバーのイスラエルの若者が、幼い頃からの体験、学校での教え、兵役を経て、「敵」だと思っていたパレスチナ人が、同じ人間だということに気づいたという自分史を語ってくれました。
あまり報道されてないですが、パレスチナ人のなかにも、イスラエル人のなかにも、同じ人間どうしだと、その道しかないと歩み続けている人たちがいることを知って胸打たれました。
即時停戦と占領の終結、パレスチナ・イスラエルの平和を願います。
CfPとのご縁を橋渡し、サポートして下さったJIPSC様に心より感謝いたします。(立川さき)
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受け取りのメッセージをいただきました。ありがとうございます!
当該地域の平和と占領の終結を願い、思いを寄せ続けます。
▼平和のための戦闘員(CfP)より
On behalf of Combatants for Peace, we would like to express our highest appreciation for your support in our work. It is very heartwarming to know that there are people so far away from us physically that care so much for what we do. We will use your kind donation to develop our educational programmes and to reach out to new young people that have a potential to become peace activists.
Rana Salman and Eszter Koranyi Palestinian and Israeli co-directors
日本語:
平和のための戦闘員 Combatants for Peaceを代表して、ご支援いただいている皆様に心からの感謝をお伝えいたします。私たちの活動に深い関心を寄せてくださっている方が、物理的に遠く離れた場所にいらっしゃることは非常に温かく心強いものです。いただいたご寄付は、私たちの教育プログラムの発展や、将来的に平和活動家となるポテンシャルのある若い世代への働きかけに活用させていただきます。
Rana Salman・Eszter Koranyi
パレスチナおよびイスラエル共同代表
▼ガザを見捨てない!野菜届けようキャンペーン
呼びかけられているピースボートから
このたびは、「ガザを見捨てない!野菜を届けようキャンペーン」に多額の寄付をいただき誠にありがとうございます。
今もなおガザ地区では、イスラエル軍による無差別攻撃だけではなく、届く支援物資でさえも極端に制限され深刻な食糧難や医療品不足に陥っています。
今回、みなさまからいただいた寄付によって約120世帯に野菜セットを届けることができます。
ピースボートは、野菜を届けようキャンペーンだけではなく、実施しているクルーズの船内にてガザの現状を伝える企画を行なったり、寄港時に「STOP KILLING GAZA」を書いたバナーを船体に掲げるアクションなどをおこなったりと、国際人道法に著しく違反するイスラエルの攻撃をやめるよう訴えています。
現地パートナー団体のスタッフとも連絡が繋がりにくく安否を心配する日々が続いていますが、これからも連携を続け現地が必要とする支援をおこなっていきます。
1分1秒でも早くガザに平穏な日常が戻るように、引き続き私たちにできる支援を行いましょう!
今後ともよろしくお願いいたします。
ピースボートスタッフ一同