※ミンダナオ子ども図書館メールだより より
内容を一部紹介させてもらいます
ミンダナオ子ども図書館は、戦争孤児や崩壊家庭など極貧でかつ不幸な子どもたちを対象に、読み聞かせ、スカラシップ、医療、保育所建設、植林、緊急避難民救済などを行っているフィリピン政府公認の現地NGO・特定非営利法人です。
▼成績を重視して採用しない(スカラシップ)
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanewsdaiarytomowar2009up2.html#eu21
日本でも、企業で働いている人ならわかると思うけど、学校教育を受けたからと行って、大学を出たからと行って、すぐに、社会で役に立てるわけでもないし、成績優秀だからといって、世の中を良くする仕事が出来るわけでもない。
逆に、学校では英語とタガログ語以外の言語の使用は禁止したり、先住民族やイスラムの文化を低く見る嫌いがあり、平和に逆行している。
2020年ごろには、地元の文化や原住民の言語も教育の場で、少しづつ重視する方向が出てきています。
私自身、成績はたえず中だったし、勉強は好きではなかったし。
優等生になったこともない。
だからというわけではないが、MCLは、成績を重視して子どもたちを採用しない。
孤児、片親、極貧、ブロークンファミリーの子が優先される。
共通しているのは、総じてみんな、極貧状態から来た子たちであること。
こうした子たちの方が、人の気持ちを理解して、平和を築けるような気がする。
▼全家庭を訪問しているので
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanewsdaiarytomowar2009up2.html#eu22
この子たちの顔を見たとたん、私には、その子の背景が浮かんでくる。
200人以上集まっても、奨学生として採用する時に、ぼく自身が全家庭を訪問して、家庭事情を聞いたりしているのでほぼ全ての子たちの状況がわかる。
背後事情を知っていることは、子どもたちの私に対する安心感や信頼する気持ちとも関わってくる。
下の写真の4兄弟姉妹は、昨年、両親とも病気で亡くした。
キダパワンの貧民地区に住んでいた。
写真の子たちの中には、特定して言うことは出来ないが、母親が殺された子、無実の罪で監獄に父親が入っている子、両親が離婚してバラバラになっている子、父親が死んで、継父が変な関心を持っていて保護が必要な子等の顔が見えている。
顔を見ているだけで、色々な背景が、思いだされる。
極貧で食べていけない子たちも含めて、MCLの子たちは、ほとんどが、何らかの困難な家庭事情を抱えて来ている子たちだ。
最初は、この様な事情のある子は難しいと思ったが、(もちろん難しい場合もあるが)こうして苦労してきている子たちの方が、良い子が多いと思うようになった。
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