2024-06-20
アハリー・アラブ病院を支援する会より

ガザはいま「地上の地獄」…
輸送は途絶え、子どもの犠牲は増え続け 
支援関係者が語る人道危機

https://www.tokyo-np.co.jp/article/333139
東京新聞(2024年6月13日 12時00分)

「イスラエルは200人以上のパレスチナ人を殺害し、
4人の捕虜を返還する。米国が作戦に関与したとされる」

https://mondoweiss.net/2024/06/israel-kills-over-200-palestinians-to-rescue-4-captives-u-s-allegedly-involved-in-operation/
モンドワイス(2024.6.8)

※以下は2月に応援させていただいた、
「アハリー・アラブ病院を支援する会」からの情報です。
病院長から届いたメッセージです。
ご了解を得て紹介させていただきます。
あまりに酷いことが続いています。
即時停戦を!(さき)

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アハリー・アラブ病院の
スハイラ・タラツィ院長からのメール

(翻訳:支援する会スタッフ)
******************
2024年5月2日
メールをありがとうございます。そして、心からのご心配をありがとうございます。
残念なことですが、ガザは悲惨を通り越した状況です。住民たちは明日をも知れない命の不安にさらされています。昨年10月7日以降、ガザでは約34,000人以上の人々が殺され、約77,000人が負傷しましたが、その大多数は子どもと女性です。ガザの住民たちは自分の家を離れ、役所、病院、学校などの施設で、毎日続く爆撃を堪え忍んでいます。

このことは、皆の心身の健康に壊滅的な影響を与え続けています。
必需品は見る間に底を尽き、家屋は廃墟と化して、家族は離れ離れになっています。約12,000人以上の子どもたちが命を奪われ、数千人以上は依然行方不明のままです。そのうえ、ガザの水道、衛星、保健システムがイスラエルの空爆によって完全に破壊されてしまったため、住民の95パーセントは食料と安全な水を得ることが出来ません。ガザの人々、とりわけ子どもたちは、コレラ、腸チフス、慢性的な下痢など、感染症と水を原因とした疾病の蔓延の危機に瀕しています。

この紛争は身体に負わせる怪我もさることながら、後に残された若い人たちの心の健康に大きな打撃を与え続けています。
アハリー病院の現状ですが、ガザの主要公立病院、シファー病院がイスラエルによって破壊されてからは中心的な役割を担うようになり、約230名の負傷者および患者を受け入れ、毎日25件の手術を行なっています。
当院は礼拝堂と図書棟の2フロアを再度開放して、約150名の負傷者を収容しています。

また当院は、医療品、医療用の消耗品、そしてスタッフも著しく不足しているという、きわめて厳しい状況下で稼働を続けています。
アハリー病院は、日本基督教団や超教派・市民の方々からなる「アハリー・アラブ病院を支援する会」との連携を誇りに思っています。みなさんのご支援によって、ガザの地に癒しを提供するという使命を継続することができるからです。

みなさまの連帯に、あらためて感謝申し上げます。
アハリー・アラブ病院
院長 スハイラ・タラツィ


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