2022-06-05
「誰一人取り残さない」多文化共生の民間まちづくり拠点のロールモデルを

生野発、共生のとりでをめざす御幸森小学校跡地事業

大阪・生野区は区民の5人に一人が外国籍
外国ルーツで日本国籍を取得している人を含めると、その割合はさらに増える
ニューカマーの中国、ベトナムの方も増えている

その生野区で「いくのパーク」=「多文化共生のまちづくりの拠点」をつくる、という事業がはじまっています
最初に掲げた <私たちの思い> を読んで下さい

少子化のなかで小学校の統合再編がすすめられ、2022年3月で廃校になった御幸森小学校の跡地活用について公募があり、
「いくのパーク」の提案が採用されました

4月末、仲間とこの取り組みを進めるSさんの事務所を訪問し、話を聞かせてもらいました
学校に隣接するコリアタウンは、韓流、Kポップブームで当日は雨でも若い人が人がいっぱい訪れていました
キムチや韓国料理の店、屋台、韓国食材、雑貨、音楽、、ここにしかない文化や物がいっぱいあります
私たちもコリアタウンでご飯を食べ街を楽しみました

このエネルギーあふれる街に隣接している学校です
あとで学校のなかも見せてもらいましたが、すごく大きな校舎で、門の先に広がる校庭
まだ教室もそのままの状態です
その教室や校舎を見せてもらいながら、ここから共生の社会に向けて
色んな夢や可能性が広がる感じがして、何だかすごくワクワクしました

公募の提案には工場とかもあったそうですが
「多文化共生の拠点」として活用されることになったのは
Sさんや共に頑張るコリアタウンの皆さんや応援する人々の思いあってのこと
生野発の「共生のとりで」、その事例やメッセージは外国籍の人間に冷たいこの国を照らす光になると思いました

コリアタウンという現場から新しい共生のまちづくりのモデルをつくる
大きな大きなチャレンジに踏み出されたSさんたちの取り組みに共感します
コリアタウンを訪れる若者や観光客がいくのパークにも足を運ぶことで
この国の歴史や多文化共生について考えるきっかけにもなるでしょう

いくのパークでは様々な事業が計画されていますが
特定非営利活動法人「IKUNO・多文化ふらっと」の呼びかけ
①多文化共生センターの設立・運営
②子どもの学習支援
③子ども食堂の運営
こちらの立ち上げを応援したいです(さき)

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