ドネーションシップ わかちあい 〜分かちあい 支えあい 明日のくにへ〜ドネーションシップ わかちあい 〜分かちあい 支えあい 明日のくにへ〜

ドネーションシップ・プロジェクト

(国連開発計画、ユニセフ、ILOの資料などより)

 

世界の人口65億人。日本に暮らす私たちがあたりまえのように過ごしている日常は実は恵まれたことだと思えます。
同じ地球上に生まれたのに、貧困、飢餓、戦争、災害、病、差別、偏見、不公正などさまざまな理由で生きることさえ困難な状況におかれた人たちがたくさんいます。
そうしたより困っている人たちに、分かちあいと支えあいの心を「寄付」として届けるのがドネーションシップ・プロジェクトです。

 

ドネーションシップわかちあいの会費は運営に必要な経費を除き全て寄付として役立てます。実際には貧困、戦争、災害などによって困難な状況にある人たち、またその人たちを支える団体や活動が寄付の対象になります。
できるだけ直接当事者に、あるいは規模は小さくても直接当事者とつながって当事者の立場にたって、分かちあいと支えあいを実行しているグループや活動に寄付をします。
どこにどれだけの寄付をしたのかは全てネット上で公開します。(→詳しくは 寄付先選定のガイドラインをご覧下さい。

 

ドネーションシップ・プロジェクト 寄付先選定のためのガイドライン

寄付先は、NPO法人「ドネーションシップ わかちあい」の、理事会で構成する「選定委員会」が以下のガイドラインに基いて選定します。

 

対象

災害、戦争、貧困、飢餓、病、差別、偏見、犯罪、暴力、不公正等により、困難な状況にある人々。またそうした人々の支援や自立をサポートするグループ・活動等。(国の内外を問わない。)

 

選定・配分にあたって

生命の尊重: 生命と生存にかかわることを優先する。
普遍性: より多くの人々にとって必要とされる根本的なテーマや問題を優先する。
緊急性: 災害援助等では緊急・機敏に対応する。
機動性: 小規模でも直接当事者とコンタクトがあり機動的に対応できるグループ・団体を優先する。
信頼性: 本来の目的により忠実に活動する信頼性の高いグループ・団体を優先する。
公平性:

選定は人種・国籍・信条・宗教・性別等に影響されない。

 

選定委員会

選定委員会において、寄付先としてふさわしいところについて情報を集める。また「ドネーションシップ わかちあい」のウェブサイト上でも会員からの情報を受け付ける。集めた寄付先候補から、選定委員会がふさわしい寄付先を選定する。

情報公開

いつ、どこに、どれだけの寄付をしたか。ネット上に全て公開する。

 

活動報告

◆第1回 2007年9月

2007年9月25日、ドネーションシップ・プロジェクトとして最初の「わかちあい」(寄付)をしました。2007年9月15日、NPO法人になって最初の理事会を開催し、寄付先選定委員会で検討・決定しました。フィリピンで、貧しくて病院に行けない人たちのための妊産婦・医療支援の活動を続けておられる冨田江里子さんのクリニックに100万円を寄付させて頂きました。

☆冨田さんが1997年から滞在していたフィリピンで看護師、助産師の資格を活かしてお産の手助けをはじめたところ、貧しくて病院に行けない患者さんが富田さんを頼って来るようになったのがクリニック開設の経過です。今は現地の保険所もクリニックの活動を認めています。
2006年のクリニックの年間診療者数は5000人余、出産は170人です。
冨田江里子さんのブログ↓を是非ご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/barnabaseriko

☆2007年6月に富田さんが一時帰国された時にドネーションシップとして「富田さんのお話を聞く会」を持ち、会員の皆様とともに、貧困やそこにある問題、現実を知り、自分たちに何ができるのか、わかちあうことの意味を考えていく貴重な機会を頂きました。


「2007年6月12日 冨田江里子さんのお話を聞く会」

それを受けて、一過性の寄付ではなく、今後もフィリピンの現場から情報発信をして下さっている冨田さんとつながっていく。そこから学び、ともに考えながら「分かちあい支えあい」の関係を少しづつでも自分たちの周りから具体的に形にしていきたい。そうした思いと経過で、ドネーションシップ・プロジェクトの最初の寄付を決めました。
クリニックは無償の活動で、今後存続自体が困難であると聞き、少しでもその存続を支えることができればという思いもありました。
「わかちあい」の気持ちがこめられた会費を、こうして実際に役立てることができたことを喜び、感謝します。
2007年9月25日   NPO法人 ドネーションシップわかちあい

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◆冨田江里子さんからのメッセージ
皆様方の大切なものをクリニックにご支援いただけたこと本当に感謝しています。
そしてご支援により、より長くここの人たちと共に暮らし、少ない私の医療知識と日本から寄せられるお薬や衣類などが確実に必要な人々の手に届けられること、全てが感謝です。
何が自分に与えられた役目なのかさっぱり見当は付かないのですが、ここで貧しい人の生き方から学び、あきれ、持っている価値観をゆすぶられ、暮らせるのは本当に幸せです。
今月は11人の赤ちゃんが今のところ生まれました。皆元気に育っています。
元気な人々の顔を見れる幸せをお伝えできないのが残念ですが、ご支援あってのこと。
クリニックは私1人ではできていません。実働はここで一人でもいつも多くの人に、支えられていることを感じています。
本当にありがとうございました。


◆第2回 2008年6月

6月12日、ドネーションシップ・プロジェクトの2度目の「わかちあい」を実施しました。
「ルポ最底辺」の著者である生田武志さんを通じて、<野宿者支援活動>に50万円の寄付をさせてもらいました。
生田さんは大阪・釜ヶ崎で野宿者支援の活動を続けてこられ、学校での野宿者問題授業などにもとりくんでおられます。「ルポ最底辺」をテキストに日本のなかの貧困について考え、野宿者ネットワークの夜まわり等にも参加させてもらうなかで、2度目の寄付を決めました。
全国で3万人以上、大阪だけで1万人以上の人が野宿を強いられているといわれます。格差や働く貧困層と呼ばれる不安定就労が広がっており、野宿や貧困問題は私たち自身の問題でもあると考えます。
今後も現場の生田さんとつながりながら、目の前の現実から目をそむけることなく、誰もがわかちあいささえあって生きることのできる関係をささやかでも確かにつくっていきたいです。
12月7日、大阪にて生田武志さん講演会を行います。

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◆生田武志さんからのメッセージ

「ドネーションシップ わかちあい」のみなさんへ

釜ヶ崎での活動へご理解をいただき、ありがとうございました。ご寄付の趣旨に添い、野宿者への支援活動に役立たせていただきます。 今回寄付していただいた50万円は、「野宿者ネットワーク」、「釜ヶ崎高齢日雇い労働者の仕事と権利を勝ち取る会」、「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」の活動で使わせていただきたいと思っています。
野宿者ネットワークの活動では、公園で生活する野宿者と行なう交流会の炊き出しの材料、冬季に夜回りで配るカイロ、寝袋など、勝ち取る会の活動では、毎週2回、釜ヶ崎の三角公園で行なう1000食以上の炊き出しの材料、「授業づくり全国ネット」では、野宿者問題のモデル授業の研修、ビデオ教材作成などに使わせていただきたいと思います。
いずれも、貧困と差別に苦しむ野宿者へ支援に重要な意味を持つ活動になると思います。

野宿の現場で接する最大の問題の一つは健康問題です。例えば、結核は日本では「過去の病気」とされていますが、いまも釜ヶ崎の「10人に1人が結核」と言われています。原因は、もちろん栄養不足や不安定な生活、つまり「貧困」です。
釜ヶ崎の結核罹患率はカンボジアや南アフリカよりも二倍近く高く、2006年でも「世界最悪の感染地」(毎日新聞)と呼ばれています。
大阪市では毎年おそらく300人を越える野宿者が路上で死んでおり、大阪の「国境なき医師団」のメンバーは「大阪の野宿者のおかれている医療状況は海外の難民キャンプのかなり悪い状態に相当する」と言っています。
炊き出しは、こうした健康問題に対する最も直接的な対応です。医療問題へのアプローチは様々な形で行なわれていますが、「飢えをしのぐこと」が現実問題として最も重要な活動の一つとなっています。
また、凍死を防ぐための「寝袋、カイロ」も重要です。冬季に夜回りすると、寒さに凍える多くの人から「寝袋はないですか、カイロはないですか」と求められる状況が続いています。

もう一つの問題は襲撃です。特に10代の少年グループによる襲撃は絶えることなく続いています。野宿者ネットワークは2003年から大阪市教育委員会に対して「大阪市のすべての公立学校で野宿者問題の授業を行なうこと」を求める交渉を続けてきました。その中で、「校長・教頭への研修」「教員への研修」「全公立校に配布される野宿者問題の資料集の作成」「人権教育研究協議会での資料集・授業案作成」などが実現しました。しかし、求め続けている「すべての学校での授業」は実現していません。
2008年に入り、「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」という形で全国の有志に呼びかけ、「野宿者問題の授業」を実践し文部科学省に対して授業実施を交渉する団体を作りました。現在、約140人が参加し、MLなどで実現可能な企画について議論を続けています。
野宿者ネットワーク、そして「全国ネット」として、差別を解消するための教育活動に力をいれていく必要があると思っています。

野宿者は「極限の貧困」にある人々です。いま、「格差」「貧困」問題が社会的に注目されていますが、その中で、野宿者はあまり問題にされることはありません。むしろ、襲撃や排除がそうであるように、野宿者の多くが不当な差別にさらされています。
野宿者への支援活動に寄付していただいた「ドネーションシップ わかちあい」のみなさんに、重ねてお礼を申し上げます。

生田武志

 

「ドネーションシップ わかちあい」 
NPO法人 ドネーションシップ わかちあい

 TEL&FAX 075-621-3128

 E-MAIL yume@donationship.org


 

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